2013年5月15日
ホスピタリティで、お待ちをしております
治療というものは、あくまで患者さまとドクターの二人三脚。患者さまとの良好な関係なくしては、治療を成功に導くことはできません。そこで当院が大切にしているのは、患者さまとの暖かいコミュニケーションです。
「おもてなしの心を忘れない」「温かい気配りを大切にする」「自分自身の受けたい治療を患者さまに提供する」をテーマに、それをスタッフ全員があらゆる面から追求しつづけています。
2013年4月19日
審美歯科治療とは
審美歯科治療とは、一般的には「歯の白さ」や「歯並び」などの〝美しさ〟に焦点を当てた歯科医療のことをいいます。
そのため、「見た目の美しさだけを追求する特別な治療」をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、審美歯科治療で大切なことは、歯並びとお顔との調和や歯が本来持つ機能をしっかりと考えた治療を行うことにあります。
つまり審美歯科治療は、一般歯科の技術に加えて、歯科医師のデザイン力やカウンセリング力、豊富な臨床経験を必要とする高度な治療分野なのです。
当院では、見た目を追求するのはもちろんですが、噛み合わせや咀嚼(そしゃく)といった本来の機能面を重要視しています。
審美歯科治療メニュー
「セラミック」とは、歯科素材の総称です。よって、使う素材で名称が異なってきます。審美歯科治療で用いる歯は、実は「2つの層」からできており、外側の素材はどれも同じセラミックなのですが、内側に使われる素材がそれぞれ異なってくるのです。
オールセラミック
オールセラミック治療とは、天然歯に近い特徴を持つ歯科素材・セラミックを用いた治療のことです。
次のような方には、有効な歯科素材でしょう。
●銀の詰め物が気になっている
●矯正治療せずに歯並びを整えたい
●変色した差し歯が気になる
●歯と歯ぐきの境目の黒ずみが気になる
●変色のない人工歯にしたい
セラミックは天然歯と同等の自然な透明感や色調を持っているため、インレー(詰め物)やクラウン(被せ物)などとして用いることで自然な見た目を取り戻せます。また、天然歯と同等もしくはそれ以上の強度を持つため、しっかりと噛みしめることができ、これまでどおりに食事を楽しめます。
また金属イオンが溶け出して歯ぐきが黒ずむこともありませんし、金属アレルギーのおそれもありません。治療とは気づかないほどの自然な見た目が大きなメリットです。
セラミック(メタルボンド)
歯の内側に「金属」を使い、強度と耐久性を重視したセラミックです。
内側に金属を使用しているため色調や透明感は多少劣りますが、非常に丈夫で長持ちし、奥歯やブリッジなどの強度が求められる部分にはメタルボンドが用いられます。
●歯の神経をとってしまって歯が黒ずんできた
●歯並び、歯の大きさ、形を治したい
などのニーズに応えられるのが、この歯科素材の特長です。
内側に「金属」を使用することで、強い力がかかる奥歯にも使用できます。ただ、金属を使っているので金属アレルギーをお持ちの方には不向きです。美しさの点では、ジルコニアセラミックやオールセラミックに劣りますが、強度を求めるには良い素材です。
ジルコニア(セラミック)
ジルコニアは「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほどの耐久性を誇ります。また、見た目(審美性)においては、トップクラスの素材です。
次のようなニーズをお持ちの方に向いています。
●美しく強度・耐久性に優れた白い歯を希望する
●歯ぎしりやかみあわせが強くて割れてしまわないか心配
●いまある最高品質のセラミックを希望する
●現在の銀歯を白くしたい
●ブリッジの必要があるが、見た目と強度に優れたものを希望
●金属アレルギーを持っている
ジルコニアは身体に優しい素材が用いられており、保険適用の銀歯のように金属イオンが体内に流出する危険性がないので安心です。従来のセラミックのデメリットを克服した素材として、審美歯科治療において最も注目を集めています。
ハイブリッド
セラミックとプラスチックを掛け合わせた素材で製作されています。セラミックとプラスチック、それぞれの長所を兼ね備えていることから、とくにインレー(詰め物)に最適とされています。つまり、硬すぎることがないので、周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくいのです。
●銀歯が気になって笑えない
●奥歯の虫歯をきれいにしたい
といった要望に応えられるのが、この素材でしょう。
治療費はやや高くなりますが、他の詰めものの金属やプラスチックに比べ、接着力や耐久性に優れています。例えば、治療した虫歯が再び虫歯になってしまう、といった心配がありません。
セラミックインレーは、ご自身の歯と同じ色で作られるため、自然な美しさに仕上がるのも大きな特長でしょう。
スピーディーな対応
歯科治療で使われる「詰め物・被せ物・入れ歯」など、技工物と呼ばれるものがあります。この技工物は、歯科技工士と呼ばれる資格を持った専門の職人たちによって作られています。
口腔内の形は一人一人違いますし、歯の形も大きさも一人一人違います。一人一人にピッタリと合って、「自分の歯と同じように噛める」技工物を作らなければなりません。とくに審美歯科治療や入れ歯を作る上では、高い技術が要求される分野です。その意味では、技工士の技術はまさに職人技と言えます。
こうした技工物を作る場合は、歯科医院から外部の技工士に依頼するのが一般的ですが、当院では院内に技工室を持っています。院内に技工室があると言っても、多くの方にはあまりピンとこないかも知れません。ところが、院内に技工室があることが、実は患者さまにとって大きなメリットになるのです。
院内に技工士が常駐することのメリット
当院では、院内に技工士が常駐していますから、外部の技工士に依頼するより短期間で患者様に提供できるのです。修理などで入れ歯をあずけなければならないブランク期間を心配することもありません。
患者さまの要望を技工士にダイレクトに伝える
外部の技工士に依頼する場合、技工士がみずから患者さまと対面する機会はありません。しかし、院内に技工所があるということは、患者さまの要望を技工士にダイレクトに伝えることができ、かつスピーディーな対応が可能なのです。
歯科医師、技工士がそれぞれ密な連携をもたなければできない〝オーダーメイド治療〟がおこなえることは、なによりも大きなメリットになるはずです。
【小児歯科】「歯医者さんを嫌いになって欲しくない」
歯医者嫌いにならないために
大人にとっても「長くはいたくないところ」が、歯科医院なのではないでしょうか。大人でもそのようなイメージを持つ方がいるのですから、小さなお子さんにとってはなおのことです。
痛み以前の問題として、お子さんであれば注射針そのものを怖がることもあります。ですから、小さなお子さんの場合はとくに、マイナスのイメージを与えないよう最大限の配慮が必要です。歯医者さんは、恐くて痛いところだといったイメージを持たれては、その後の治療さえできなくなってしまうからです。
子どもが不安を感じる原因とは?
子どもが不安を感じる原因は、なにが行われようとしているのか、
・「わからないから怖い」
・「わからないから不安」
になるのです。逆に、「これなら平気」「これならできる」といった体験的イメージを持ってもらえれば、その後の治療はとてもスムーズなものになるのです。3才を過ぎれば、チェアに座って「治療を受けるための練習」を行うことができます。
そこで徐々に「恐くないんだ」「平気なんだ」という確信を持つことができます。
当院では、一人一人のお子さんの個性に合わせて、ステップを1つずつふみながら、少しずつ少しずつ治療を行なっています。お子さんを押さえつけるような治療は言語道断といって良いでしょう。
お子さんが治療に自信が持てる工夫
お子さんの治療をおこなう上で、もう1つ大切なことがあります。それは自信を持ってもらうこと。そして、治療に達成感を覚えてもらうことです。
そこで、当院では治療後のお子さんの写真を撮り、壁に掲示しています。頑張った後の自分の写真を掲示することは、お子さんにとっては誇らしい感覚で受けとめてもらえるようです。
そのため治療が長続きすることも多いですし、他のお子さんの写真を見ることで「自分も頑張ろう」という動機にもつながってゆきます。
また、治療を頑張ったお子さまにおもちゃのプレゼントをさし上げております。当院では、治療を頑張るお子さんがとても多いのですが、それは当院の誇りでもあるのです。
半バリアフリーで、車椅子の方も安心
当院の大きな特長として、高齢者や身体の不自由な方でも安心して診療を受けていただけるよう、院内設備がバリアフリー設計になっていることです。
スロープ設計ですから、車椅子の患者さまが入り口からそのまま診療室までスムーズに移動できます。実際に車椅子でいらっしゃっている患者さまは少なくありません。車椅子の患者さまはもちろんのこと、ベビーカーのお母さんも安心いただけるでしょう。
細やかな配慮でお迎えします
また高齢の方への配慮として、ユニットにクッションを入れています。当院まで通院できる高齢者に、多く見受けられることがあります。
それは、軽度の腰痛です。治療に入るとき、腰がいたいままでは、安心して治療を受けていただけないでしょう。ユニットにクッションを入れているのは、そのような理由からです。
ご年配の患者さまが、
できるだけむせないように
もう1つ高齢者の方に見受けられることとして、治療中にむせてしまうことです。これは、治療中のバキュームの仕方に配慮することで解決することです。当院のスタッフは、このようなこまやかな配慮をおこたりません。
スタッフが手をとって誘導
また、高齢の患者さまを院内へお迎えするとき、そしてお見送りするときは、つまずいたりしないようにスタッフが手をとって誘導を行なっています。
高齢者や身体の不自由な方々に、やさしい歯科医院でありたいと願っています。
患者さまの声をお聞きし、分かりやすい説明をいたします
歯科医にとって、患者さまとのコミュニケーションは治療技術と同じくらい重要なものです。
とくに、これから施そうとする治療の内容や方法について、
「いかに伝えるか」
は、最重要事項といって良いと思います。
では、患者さまにとって分かりやすい説明とは、どんな説明でしょうか。当院では、特に次のことに留意した説明を行なっています。
安心の「目で見てわかる説明」
治療技術などの専門的な知識をお持ちの患者さまは、まずいらっしゃいません。また、治療について口頭でお話ししても、よく理解できない場合もあります。
そこで、当院では写真や説明用の資料、レントゲン写真を使用して、必ず「目で見てわかる説明」を心がけています。
ふだんは決して見ることがない、ご自身のお口の中。現在の症状と状態を知ってもらうためには、このような「目で見てわかる説明」がとても有効なのです。
専門用語は使いません
いまさら言うまでもないことですが、歯科治療は医学です。
医学である以上は、専門的な知識や専門用語であふれている世界です。ところが、治療現場の主役である患者さまは、当然ですが歯科医学の専門家ではありません。
そこで当院では、専門用語をなるべく使わず、平易な言葉を使った説明を行なっています。とは言え、治療の内容や方法については、やはり医学的な専門知識の説明が必要になりますし、医療への理解を深めていただく必要もあります。
そこで、次のような配慮で説明をおこなうことで、それをカバーしています。
ポイントを絞った説明を心がけます
説明が不得手な医師にありがちなのですが、
・「状況分析」
・「問題点」
・「治療計画」
といったポイントが、まぜこぜになってしまい結果的に、患者さまには分かりにくい説明となってしまうことです。
1例をご紹介しましょう
患者さまの症状に3つの問題があったとします。当院での説明は次のようになるでしょう。
「あなたの問題点は、3つあります」。
「1つめは〜、.....」(患者さまから質問があれば答えます)
「2つめは〜、.....」(患者さまに疑問点が残っていれば、それを解決した上で)
「そこで、1つめの解決策ですが....」
という形で説明と治療計画をお話ししてゆきますから、治療内容を充分に理解して、安心して治療を受けていただけるのです。また、こうした説明は、初めての患者さまばかりではありません。
すでに通院いただいている患者さまの場合でも、前回の治療の内容を必ずお話して、患者さまご自身に再度確認いただき、その後の症状の変化や痛みの有無など、現在の状態を把握した上で治療に入っていきます。
できるだけ痛みの少ない治療。歯を削らない治療
進歩する医療技術
現在の歯科治療技術は、とても進歩しているのをご存知でしょうか。治療技術の進歩を象徴するものの1つに〝痛くない歯科治療〟があります。
歯医者というと「痛い」「恐い」というイメージを持たれがちですが、それもいまは昔のお話です。とは言え、注射をしたり、ケースによってはメスを使ったりしますし、人間である以上、まるで何も感じないとは言い切れないのも事実です。
「痛くない」治療を実現する治療技術に麻酔があります。ところが困ったことに、この麻酔をおこなう際に〝痛み〟が生じるのです。つまり、はぐきに注射針を刺して、麻酔液を注入する際に生まれる痛みのことです。
肌に感じる感覚と比較して、お口の中はとてもナイーブです。ところが、歯ぐきは、チクッと刺す痛みは感じにくい場所なのです。麻酔時に感じる痛みとは、実は麻酔液を注入する際に生まれる痛みだったのです。
そこで、考えられたのが「2段階麻酔」です。
2段階麻酔とは?
「2段階麻酔」とは、その名の通り2回に別けて麻酔をおこなうことです。
まず、最初の麻酔ではできる限り細い針を使用します。チクッとした針の感触はあるものの、その後の麻酔液の注入の際の痛みを回避するのに有効です。
その後、1〜2分程度待って最初の麻酔が効いた後、本来の麻酔の注入をおこなうのです。このように2段階で麻酔を行うと痛みも少なく、高い麻酔効果が得られるのです。
お子さまにとって歯科医院は恐くて痛いところ?
3歳から5歳くらいの小さなお子さまは、麻酔さえも恐がって嫌がるケースがあります。そのようなケースでは、麻酔の必要がない、痛みを感じにくい部分を優先的に治療してゆきます。
歯医者さんは、恐くて痛いところだといったイメージを持たれては、その後の治療さえできなくなってしまうでしょう。ですから、とくにお子さんの場合こそ、〝痛くない〟歯科治療が望まれるのではないでしょうか。
当院では、「痛くない」「恐くない」、このイメージをしっかり持ってもらえる治療を心がけています。
削らない・抜かない治療
歯周病の進行が非常に重度の場合、どんな名医でも抜歯という治療しかできないケースがあります。また、歯周病で歯ぐきがグラグラになっている場合などでは、「歯を抜いて、インプラントにしましょう、入れ歯にしましょう」という結論に至る歯科医もいることでしょう。
しかし、1度失ったらもう2度とは元に戻らないのが〝歯〟です。かけがいのない自分自身の〝歯〟を失うことへ、強い抵抗感をお持ちの方も多いはずです。当院は、そのような想いを常に汲み取った治療を心がけています。
いかなる方法をとっても見込みがない状態の〝歯〟以外は、ご自身の歯を残すことを前提に治療を行う。これが当院のポリシーです。
当院がおこなう治療の提案に際しても、患者さまのニーズを最大限に考慮した治療計画を提案しています。歯科医として、患者さまに提供したいのは次の3つです。
●「痛くない」
●「すばやい治療」
●「キレイな歯」
この3つは、患者さまご自身も強く望んでいる大切なポイントではないでしょうか。
2013年4月17日
東寺エリアの皆様に支えられて30年間
京都・東寺エリアで診療を行なって、30年がたちました。ここまで続けて来られたのも、この地域に住む患者さまのおかげ。地域の方々とともに作り上げてきた診療所という想いが強くあります。
私の自宅は東寺エリアにはないぶん、このエリアをぶらり歩きしたり、地域との交流を強く意識してきました。患者さまと道で出会うと、挨拶するのも楽しみの1つです。
患者さまから、
「入れ歯の調子が良い」
「やさしくていねいな対応だ」
「痛くない」
などとお褒めの言葉をいただくと嬉しくて、道で出会ったときの挨拶の声にも勢いが増すというものです
子供からお年寄りまで
東寺エリアという地域色とも関係があるでしょうけれど、来院される患者さまの年齢層もまさに〝子供からお年寄り〟までと幅広く、とても誇らしいことだと感じています。
東寺エリアで診療を行なって30年と申しましたが、私が開業をしたのは、実は大学を出て3年ほどの頃でした。一般的なケースで言えば、これはとても早い時期での開業と言えます。
そこだけ見れば、順風満帆の船出と映るかも知れません。ところが、開業医は勤務医と違って同僚や先輩からアドバイスや助けをもらうことができません。
技術研さんに励んだ開業時
なにごとも、自分自身で勉強をしなければならず、一時は早まったかな?と思ったこともありました。バックアップしてくれる人はいませんから、医療技術はもちろんですが、経理でも人事でも、とにかく勉強をしないといけないのです。
そう思って、トップレベルの先生方から一流の講習を受けられる日本最大規模のスタディーズ・グループ「ジアズ」へ通ったり、やはりトップレベルのスタディーグループ「藤本研修会」へ参加したりと、しゃにむに勉強をしました。
このときの勉強は、技術の研さんを積む上で大きな役割を果たしてくれたので、とても有益でした。
医師にとって大切なもの
ところが一方で、あるときに気づいたんですね。バックアップがないと思っていたのは大きな勘違いで、実はご来院いただいた患者さまとの交流こそが、私の大きなバックアップであり支えだったのです。
歯科医師という仕事に誇りとプライドを私に持たせてくれたのは、来院いただいた患者さまだったからです。技術研さんのための勉強会は、それはそれはためになるものでした。しかし、当時の私に欠けていたものがあるとすれば、それは医師としての誇りとプライドだったように思います。
結果的に早い段階で開業を経験したことは、いま振り返れば良かったと思っています。私自身、3児の父親として、子供たちに誇れる仕事をしたい。子供に「お父さん、どんな仕事をやっているの?」と聞かれたときに
「自分は歯科治療で多くの患者さまの悩みを解決しているんだ」
と、胸を張って答えることができたのも、私に誇りを持たせてくれた患者さまたちがいたからです。
来院いただいてきた数々の患者さまたちの顔、いまではすっかり成長した子供たちの姿、それこそが東寺エリアで30年を経た「おおさき歯科クリニック」の姿でもあります。
プロフィール
医療法人 おおさき歯科クリニック 院長:大崎裕(おおさきひろし)
【経歴】
昭和35年 7月23日生まれ
昭和61年 3月、愛知学院大学歯学部卒業
6月、歯科医師免許取得
平成元年 現在地にて大崎歯科医院を開業
平成3年 藤本研修会、補綴・咬合コース受講、終了
平成5年 JIADS ペリオ・補綴コース受講、終了
平成6年 JIADS インプラントコース受講、終了
平成12年 シークエンシャル咬合セミナー受講、終了
平成13年 JIADS インプラントアドバンスコース受講、終了
平成20年 8月 日本顎咬合学会認定医
通院が困難な方への訪問歯科診療
身体の不自由な方や高齢者、病気療養中の方など、通院が困難な方々のために〝訪問歯科診療〟を行なっています。ご自宅や病院、老人ホームなどへ、最新の医療機器を持参して伺います。来院と同じレベルの診療を行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
お口の中のケアもご利用ください
お口と入れ歯の清掃、「食べる・飲み込む・話す」など、機能の維持と増進をはかるケアプログラムです。
定期的なお口の中のケアは、誤嚥性肺炎や消化器の病気の予防に役立つとも言われています。とくにご高齢の方や病気療養中の方にとっては、快適な生活を送るための基礎づくりが大切です。
ケアは、当院の歯科衛生士がお伺いして行ないます。20〜30 分程度ですので、ストレスなく受けていただけます。
ホームホワイトニングを行なっています
「ホームホワイトニング」とは、歯科医から指導を受け、ご自宅にて患者さまご自身が行うホワイトニングのことを言います。患者さまの歯並びにフィットしたマウストレーを作成し、それに低濃度のホワイトニング剤を注入して装着するだけ。手軽にできるのが特徴です。
毎日2~8時間装着しているだけで、1週間程度で歯が白くなっていきます。寝ている間でも治療できるため、忙しい方にもお勧めできる治療法です。
<ホームホワイトニングのメリット>
・低濃度の薬剤を使用するため、痛みが少ない
・透明感のある自然な白さを得ることができる
・ご自身のペースでホワイトニングができる
・後戻り(リバウンド)が少ない
・比較的安価である
・ホワイトバンドや白斑が認められる歯や軽度のテトラサイクリン歯にも適応
<ホームホワイトニングのデメリット>
・効果発現が遅い
・象牙質やエナメル質が厚い歯では効果が得られるまで期間がかかる
ホームホワイトニングの流れ
1.カウンセリング
白さのイメージなど、患者さまのご希望をお伺いし、ホワイトニングについて詳しくご説明いたします。お口の中で気になる点などがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
2. 口内検査
お口の中のチェックを行います。ホワイトニングに影響する虫歯や歯周病などがないかをチェックし、場合によっては治療を優先します。
3.クリーニング
歯石がある場合や、着色が強い場合には、PMTCなどで処置します。また、それとは別に歯にホワイトニングジェルが浸透しやすくなるよう、ホワイトニング前に歯のクリーニングをいたします。歯を削ったりすることはありませんので、当然痛みもありません。
4.ホワイトニング開始
ホームホワイトニングでは、患者さまご自身がご自宅で行います。お渡しするマウスピースにホワイトニングジェルを適量流し込み、装着します。1日2時間程度が目安です。
5. メインテナンス、アフターケア
ホワイトニングには個人差があります。ご自宅でのホームホワイトニングを継続することで、白さがさらに持続します。また、定期的なメインテナンスを行うことによって、より長く健康な白い歯を保つことができます。
入れ歯について
入れ歯は、人工の歯を用いた取外し可能な装置で、歯を失った部分を補う治療法の一つです。なくなってしまった歯の代わりとして、日常生活を支えてくれるものです。
ただ、入れ歯は自然の歯と違い、口にとっては異物です。だからこそ、違和感なくフィットするものでなくてはなりません。しかも、〝快適に噛める〟という機能性が重要になります。
●「入れ歯がガタガタしていて、外れやすい」
●「痛いから、入れ歯を使いたくない」
●「入れ歯だと、うまく噛めない」
といった状態の入れ歯に、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。
入れ歯は保険が適用されるので、手軽につくれます。ただ、その一方で、ご自分のお口にぴたりとフィットする入れ歯でなければ、日常生活を快適に過ごすことが出来ません。
インプラント治療
インプラント治療が注目されているのは、まるで自分の歯を取り戻したような感覚で噛めるようになるからです。インプラントが「第2の永久歯」といわれるのは、そのような理由からです。
また、健康な歯を削らなければならないブリッジに抵抗感のある方もいらっしゃるでしょう。入れ歯の煩わしさから解放されたいと思っている方も多いと思います。そんな方におすすめなのがインプラント治療です。
入れ歯・ブリッジに比べて優れた治療法
インプラント治療は、チタンなどで出来た人工の歯根(インプラント体)をあごの骨の中に埋め込み、その上に人工歯を植える治療法です。治療は欠損した歯の場所のみで済むため、ブリッジのように歯を削ったり、入れ歯のように金具をかけたりする必要がありません。
そのため、入れ歯の煩わしさから解放され、健康な歯を傷つけることもないのです。しかも、自分の歯と同様にしっかり噛み合う歯を取り戻せる点は、インプラントの持つ大きなメリットです。
歯周病とは?
歯周病は、歯をささえる骨や歯肉の病気のことです。歯の周りにある歯周組織が歯周病菌に感染し、最終的には歯が抜けてしまいます。知って欲しいのは、原因になる歯周病菌は歯垢をすみかにしているということです。
歯周病が困るのは、自覚症状がないこと。逆に言うと、自覚症状がでる頃にはすでに、かなり進行しているケースもあるのです。だからこそ、早期発見・早期治療が重要です。しかしながら、現在日本人の成人の80%以上が患っているといわれ、恐ろしいことに私たちが歯を失う最大の原因となっているのです。
次のような症状が自覚される方は、歯周病の可能性があります。
・歯肉が腫れている
・歯肉が赤い、または紫がかっている
・口臭がする
・虫歯でもないのに歯がぐらぐらしている
・歯と歯の間の隙間が大きくなって食べ物がはさまりやすくなった
こんな症状をお持ちなら、ぜひ当院にご相談ください。
当院の入れ歯の特徴
口腔内の形は一人一人異なるもので、歯の形も大きさも一人一人違います。誰にでもフィットする型の入れ歯など存在しません。
入れ歯とは、かなりの精密さを要求される技工物なのです。なかでも、入れ歯作りの命とも言えるのが、精密な印象(歯の型)を作る技術です。つまり、歯科医と技工士の巧みな連係プレーが必要なのです。
当院では、院内に技工士が常駐していますから、外部の技工士に依頼するより短期間で提供できるのです。ケースにもよりますが、一般的に1週間かかるとされている被せ物・詰め物に関しても、2日で対応できます。また、ご本人の歯の色を技工士が直接確認することができ、より高度でニーズにあった技工物を提供できます。入れ歯作りでは、色再現は大きな命題であり、ダイレクトに要望を反映しやすくなったのです。
入れ歯の修理では、即日対応ができますから、入れ歯をあずけなければならないブランク期間を心配することもありません。
当院の歯周病治療の特徴
歯周病の治療とは、歯や歯肉についた歯垢や歯石をとり、お口の中を清潔に保つことが重要になります。当院では、口内のクリーニングを中心とした歯周病治療を行なっています。
軽度の歯周病であれば......
クリーニングで充分に改善可能です。
重度に進行していると......
外科的な手術をおこなわなければなりません。ところが、外科手術は患者さまの身体に一定の負担がどうしても生じます。
だからこそ、検診での早期発見が重要になり、かつ健康への近道と言えるのです。
次のようなことが気になる方は、歯周病の可能性がありますので、お口のクリーニングをぜひ行なってください。
・「治療をしたはずの歯が悪化してしまう」
・「ブラッシングをしているのに虫歯になりやすい」
・「口臭が気になる」
実はクリーニングすると、お口の中がサッパリとして、とても気分の良いものなのです。歯茎の中には隠れた歯石やプラークがあり、これを除去することは、なによりもさまざまなトラブルを未然に防ぐことにつながります。
【予防歯科】虫歯や歯周病にならないための対策
永久歯は一度うしなってしまうと、2度と取り戻すことができません。だからこそ、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、虫歯や歯周病にならないための対策が重要です。そのような考えの元におこなうのが予防歯科です。
歯科医院は、決して「歯が痛くなってから行くところ」ではありません。「お口の健康を維持する」ことを目的として、定期的に来院される患者さまはとても多いのです。
普段からのセルフケアに加えて、歯科院でのケアをすれば、驚くほど良好な口腔環境を保てます。歯科医院でのケアは、頻繁におこなう必要はありませんから、通院が苦痛になることもありません。
予防歯科のメリットとは?
虫歯や歯周病を予防することの第一歩。それは、毎日の正しい歯磨きをおこなうこと、ご自分の歯にきちんと関心を持ち、日頃のケアへの意識を高めていくことです。
実は、予防歯科のメリットは実に大きなものです!
メリット1.虫歯や歯周病を未然に防ぐ
身体の健康診断を定期的に受ける方は多いと思います。
同じように、予防歯科で定期的にチェックを受けて虫歯や歯周病を予防しましょう。かけがいのない大切な歯をいつまでも健康に維持することへとつながります。
メリット2.治療の痛み・費用を低減する
歯痛ほど不愉快で人を不機嫌にさせるものもないでしょう。いちど歯痛が始まると勉強や仕事さえも手につきません。
もし、虫歯や歯周病になってしまっても、定期的なメンテナンスでチェックを受けていれば、痛みや症状がひどくなる前に発見・治療することができます。早期に治療を受けることは、治療期間も短くてすみますし、費用も抑えられます。心理的な負担も経済的な負担も軽い方が良いのではないでしょうか。
メリット3.お口の中がスッキリする
歯や歯茎をキレイにすることで、お口の中は本当に爽快になります。この気分の良さを味わうために、サロン感覚で歯科医院に通う方もいらっしゃいます。
逆に言えば、この爽快感が通常の感覚になると、お口の中の汚れに敏感になれます。汚れに敏感であれば、口内ケアについての意識も自然と高まり、健康を維持することができるのです。
予防歯科メニュー
当院では、虫歯や歯周病にならないための効果的な予防方法についてご説明し、治療後のお口の健康もしっかりとサポートしています。
【スケーリング】歯石を取り除く治療
「スケーリング」とは、歯肉や歯周ポケットから歯垢や歯石などを除去することです。お口の健康を保つのに有効なだけでなく、保険を適用できるので、経済負担の軽い治療でもあります。
歯の表面に付着した汚れのほとんどは、実は日々の歯磨きで落とせるのです。でも、一度ついてしまった「歯石」は簡単には除去できず、自分でムリヤリ取ろうとすると危険でもあります。また、歯石には「歯垢」が付着しやすく、虫歯へのリスクは高まり、広がれば歯周病の原因になります。
初期段階の歯周病の場合、スケーリングだけで完治できるケースもあります。歯石は付着しやすいものですが、3カ月に1度くらいのペースで充分な効果を得られますから、通院が負担になることもありません。
【PMTC】専門家による歯のクリーニング
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が専用の器具を用いて、歯に付着した細菌膜(バイオフィルム)を除去するクリーニングです。痛みはまったくなく、施術中に眠ってしまう方もいるほどです。
細菌膜(バイオフィルム)とは、口の中の病原菌が結びついたもので、虫歯や歯周病の原因となります。バイオフィルムは丁寧に歯みがきをしても、落とすことが難しいため、PMTCが有効になります。
PMTCは、歯の表面はもちろんのことですが、深刻な歯周病を招く歯と歯肉の境(1〜3mm程度の溝)の汚れまで除去することができることです。また、歯面がツルツルに磨かれることによって汚れがつきにくくなり、口臭を予防する効果もあります。
2〜3ヶ月に1度のPMTCで虫歯や歯周病の予防ができ、お口の健康を保つことができます。ぜひ一度、当院のPMTCをお試しください。
【ブラッシング・デンタルフロス指導】
当院では、患者さま一人ひとりに合わせたブラッシングとデンタルフロスの指導を行っています。
ブラッシング指導では、正しい歯ブラシの持ち方や当て方、動かし方を指導し、歯周病や虫歯の成り立ちなどのお話をしていきます。この指導法によって、磨き癖が改善されて、汚れを落とすコツが習得できます。
【口腔外科】親知らずの抜歯などはおまかせください
お口の中やあごの骨の外科治療をおこなうのが口腔外科です。口腔外科の対象となる症状を例としてあげてみましょう。
・「あごを動かすたびに関節がガクガク、ミシミシ音がする」
・「親知らずが痛い」
・「口を大きく開くことができない」
こうした症状は口腔外科治療の対象になります。
とくに〝親知らず〟に対しては、疑問や不安をもつ方は多いのでないでしょうか。
親知らずの治療
〝親知らず〟とは、顔の中心の歯から奥の方へ数えて8番目に生えくる歯のこと。専門的には、智歯(ちし)または第3大臼歯(だいさんだいきゅうし)と呼ばれています。
〝親知らず〟が困るのは、歯ブラシが届かない位置にあるため虫歯や歯周病になりやすく、そのトラブルが元になって色々な悪影響を与えることです。
具体的には、歯垢などの汚れがたまりやすく、他の歯の虫歯の原因になってしまうからです。
親知らずは、このような性質をもつため、口腔外科手術の対象になりやすい歯です。
数多くの患者さまの親知らずの診断と処置を手がけています
親知らずのトラブルは、ケースによっては大学病院などの大きな施設でなければ対応できないのが一般的ですが、当院では数多くの患者さまの親知らずの診断と処置を手がけてきました。
骨の中に埋まってしまっている難しいケースでも、親知らずを細かく砕きながら取り除くことで、極力骨を削らず痛みと腫れの少ない処置を心がけています。ケースによっては、即日対応も可能です。また、他院で処置が難しいといわれた方もぜひ一度当院にご相談いただきたいと思います。
親知らずを抜いた方がいい場合
腫れや痛みもなく、健康な状態できちんと歯の役割をしている〝親知らず〟であれば、抜歯の必要はまったくありません。抜歯の必要があるのは、悪影響が生まれるリスクが高いケースです。
リスクの高いケースを下にまとめてみましたので、参考にしてください。
●歯ブラシが届かない位置にあり虫歯や歯周病になりやすい。
●周辺の歯に悪影響があり、口臭の原因になっている。
●歯肉の炎症や腫れ、歯並びの乱れの原因になっている。
●あごの動きを邪魔し、あご関節症を引き起こす場合。
●あごの奥深くに埋まっていて顎の骨折の原因になる。
当院の虫歯の治療では、次の2つを心がけて行われています
●「痛みの少ない治療」
●「削らない治療」
現在の歯科治療技術は、とても進歩しています。治療技術の進歩を象徴するものの1つに〝痛くない歯科治療〟があります。
そもそも「痛くない」治療を実現するために生まれたのが、皆さんも良くご存知の「麻酔」です。ところが困ったことに、この麻酔をおこなう際に〝痛み〟が生じるのです。つまり、はぐきに注射針を刺して、麻酔液を注入する際に生まれる痛みのことです。
肌に感じる感覚と比較して、お口の中はとてもナイーブです。ところが、歯ぐきは、チクッと刺す痛みは感じにくい場所なのです。麻酔時に感じる痛みとは、実は麻酔液を注入する際に生まれる痛みだったのです。
そこで、考えられたのが「2段階麻酔」です。
2段階麻酔とは
「2段階麻酔」とは、その名の通り2回に別けて麻酔をおこなうことです。
まず、最初の麻酔ではできる限り細い針を使用します。チクッとした針の感触はあるものの、その後の麻酔液の注入の際の痛みを回避するのに有効です。その後、1〜2分程度待って最初の麻酔が効いた後、本来の麻酔の注入をおこなうのです。このように2段階で麻酔を行うと痛みも少なく、高い麻酔効果が得られるのです。
さて、もう1つの「削らない治療」を当院が心がけている理由は何でしょうか。
削らない・抜かない治療
歯周病の進行が非常に重度の場合、どんな名医でも抜歯という治療しかできないケースがあります。また、歯周病で歯ぐきがグラグラになっている場合などでは、「歯を抜いて、インプラントにしましょう、入れ歯にしましょう」という結論に至る歯科医もいることでしょう。
2度とは戻らないご自身の歯を大切にして欲しい
しかし、1度失ったらもう2度とは元に戻らないのが〝歯〟です。かけがいのない自分自身の〝歯〟を失うことへ、強い抵抗感をお持ちの方も多いはずです。当院は、そのような想いを常に汲み取った治療を心がけたいと思っています。
いかなる方法をとっても見込みがない状態の〝歯〟以外は、ご自身の歯を残すことを前提に治療をすすめています。虫歯の治療では、当院が患者さまに提供したいのは次の3つです。
●「痛くない」
●「すばやい治療」
●「キレイな歯」
この3つは、患者さまご自身も強く望んでいる大切なポイントではないでしょうか。
入れ歯の種類
ソフトデンチャー(バルブラスト)
金属バネのない入れ歯です。金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも安心して使用できるのが特長です。また、見た目が自然なので、入れ歯だと気づかれない点もメリット。
柔らかくて薄いナイロン樹脂が使われているので、弾力性に優れ、歯ぐきへのフィット感も高い点が喜ばれています。新しいタイプの入れ歯で、「目立たない・丈夫・噛める・痛くない」など、メリットの多い材質です。
【特長】
●金属のバネがないので目立たない
●やわらかい素材で痛みや違和感が少なくよく噛める
軽くて目立たないノンクラスプデンチャー
釣歯の下の歯肉部分にまで樹脂を回り込ませる設計が可能なので、歯肉の形状に調和し、フィット感の高い仕上がりになります。
歯に接触する床部分を薄く作ることで柔軟性アップ。また、留め具(クラスプ)を使用しないタイプなので金属アレルギーにも安心です。汚れが付きにくいので衛生的で、不快な口臭の発生も抑えられます。
【特長】
●金属のバネがないので目立たない
●自然なフィット感
●汚れがつきにくく衛生的
丈夫で薄い金属入れ歯
快適性や安定性に優れ、丈夫で薄い金属入れ歯です。お口に入れた時の違和感がなく、食事や発音がしやすい点が大きな特長です。また、食べ物の熱を伝えにくい樹脂性の入れ歯と異なり、金属入れ歯は熱を伝えるので、食べ物の味を素直に伝えてくれます。
【特長】
●床部分が薄く違和感が少ない
●熱を伝える
保険適用の精密入れ歯
保険適用の入れ歯はプラスチック床が中心となります。ただし、普段使いには支障はいっさいありません。
むしろ、入れ歯を作るのが初めての方や、入れ歯にするかインプラントにするか迷っている方には、まずは「入れ歯とはどんなものか」を試したり、慣れたりするのに使ってみる、という用途にはとても向いています。
【特長】
●保険適用なので低費用
●はじめての方へおすすめ
虫歯の進行状態とその治療方法
虫歯の治療をおこなう場合、虫歯の進行状態を把握し、それぞれの状態に応じた治療が行われます。一般的な虫歯の進行状態(5段階)とその治療方法を下に示しますので、ご自身の状態をはかる上での参考にしてください。
1)Co
初期う蝕、要観察の状態。
歯が溶け始め虫歯が始まったばかりの状態です。
この段階では、まだ穴が開いていたり黒ずんだりはしません。
【治療方法】
フッ素入りの歯磨きを使ってブラッシングをすることで、
再石灰化を促すことが可能です。
2)C1
エナメル質う蝕の状態。
虫歯菌によって表面のエナメル質が溶かされ、小さな穴が開いた状態です。
象牙質には達していないので痛みはありません。
【治療方法】
必要最小限を削り、保険適用の白い詰め物を入れる。
3)C2
象牙質う蝕の状態。
虫歯菌がエナメル質の下の象牙質まで溶かしている状態です。
冷たいものや甘いものがしみることがあります。触ると痛みを感じるため、麻酔をしてから治療をする必要があります。
【治療方法】
虫歯の範囲が小さければ、保険適用の白い詰め物を入れることで治療は完了します。
虫歯が歯の深部まで達している場合は患部を削り、詰め物を製作して装着します。
4)C3
神経まで達したう蝕状態。
虫歯菌がエナメル質と象牙質を溶かして、神経まで到達してしまった状態です。
激しい痛みを感じることが多く、神経が壊死してしまうと細菌が根の外で炎症を起こします。その結果、膿が出たり、歯ぐきが大きく腫れたりします。
【治療方法】
歯の根っこにあたる根管治療が必要です。
麻酔をして、壊死した神経や膿を取り除きます。
5)C4
残根状態。
歯のほとんどがなくなってしまい、根だけが残っている状態です。
【治療方法】
ここまで進行すると抜歯するケースもあります。
ただし、治療可能な歯質が残っていれば根管治療となるます。