«  2025年7月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 歯並びや呼吸にも影響する!?舌の正しいポジションとは | メイン

2025年7月 3日

 

 

こんにちは。院長の大崎です。
7月はスイカが旬の時期です。

 

スイカの種はとても硬く
噛むと違和感がありますが、
そのまま食べてしまっても
健康上は問題ないとされています。

 

実は、お口の中でも
硬いけれども体に害はない膨らみ
できることがあります。

 

 

 

 

◆これは病気?硬い膨らみの正体

 

「舌で歯ぐきをなんとなく触ってみたら、
硬いコブのようなものができていた」
という経験はありませんか。

 

このような歯ぐきにできる骨の膨らみを、
「骨隆起(こつりゅうき)」といいます。

 

 

 

骨隆起は、
主に下あごの内側(舌側)の小臼歯のあたりや、
上あごの内側の中央部によく見られます。

 

この骨の膨らみは急にできるものではなく、
長い年月をかけて
ゆっくりと大きくなっていくため、
「気づいたらいつの間にかできていた」
ということも少なくありません。

 

ふと気づいた異変に
「これってお口の病気?」
と不安になるかもしれませんが、
骨隆起はあごの骨の形が変化したもので、
基本的に体に害はありません。

 

 

 

 

◆骨隆起ができる原因

 

「なぜ、こんなふうに骨が盛り上がるの?」
と気になる方も多いと思いますが、
実は骨隆起のはっきりとした原因は
まだわかっていません。

 

今のところ、
「遺伝的な要因」「噛む力の刺激」などが
関係しているといわれています。

 

噛む力の要因として代表的なものが、
歯ぎしり・食いしばりです。

 

強い噛みしめが続くと、
その刺激にあごの骨が反応し、
少しずつ盛り上がると考えられています。

 

 

 

 

骨隆起そのものは病気ではないため
治療の必要はありませんが、
「入れ歯が当たって痛い」
「発音がしづらい」
など、日常生活に支障をきたす場合は、
外科的に取り除くこともあります。

 

 

 

 

◆違和感があれば歯科で状態の確認を

 

骨隆起そのものに問題はなくとも、
関連する症状には注意が必要です。

 

骨隆起が生じた部分は歯肉が薄いため、
硬い食べものによって傷つきやすく、
痛みを感じることがあります。

 

また、骨隆起の原因のひとつとされる
歯ぎしり・食いしばりは、
歯やあごの関節に強い負担がかかります。

 

放置すると深刻な影響を与えることもあるため、
専用のマウスピース(ナイトガード)などで
対策することが大切です。

 

 

 

 

そして、歯ぐきの膨らみは
骨隆起だけでなく、ほかの病変が
疑われることもあります。

 

お口の中の違和感や痛み、
見た目の変化がご心配な方は
お気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

医療法人おおさき歯科クリニック
〒601-8475 京都府京都市南区八条内田町70
TEL:075-681-0150
URL:http://www.osaki-shika.jp/
Googleマップ:https://g.page/osaki-shika?gm

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.osaki-shika.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/525

Categories

  • カテゴリー1
Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

医療法人おおさき歯科クリニック 院長:大崎裕
医療法人おおさき歯科クリニック
院長:大崎裕

【経歴】
昭和35年 7月23日生まれ


昭和61年 3月、愛知学院大学歯学部卒業

6月、歯科医師免許取得

平成元年 現在地にて大崎歯科医院を開業

平成3年 藤本研修会、補綴・咬合コース受講、終了

平成5年 JIADS ペリオ・補綴コース受講、終了

平成6年 JIADS インプラントコース受講、終了

平成12年 シークエンシャル咬合セミナー受講、終了

平成13年 JIADS インプラントアドバンスコース受講、終了

平成20年 8月 日本顎咬合学会認定医